標準化されたカレルエフェクトは、TTの東京ベースになっているスタジオで開催されました。今回はポータブルでありながら高音質のヘッドフォンシステムを使ったCE、そして最高級のヘッドフォンシステムを使ったCE-HDの両方が提供されました。
カレルエフェクトのプロセスの一環として、セッション後CEナビゲーター全員に体験を書いていただいています。掲載に承諾していただいた方の文章を全て紹介させていただきます。
※「アペイラン」の定義は用語集をご覧ください。
REPORT: Currell Effect – 2015.10
S.Tさま
最初は音楽にのって自分が振動しているのを感じた。
そのうちに自分が水の流れそのものになっているのを感じた。
しばらくすると滝の流れそのものになっていると感じて、さらにその後、自分が球になって滝の中にたたずんでいるのを感じた。
セッションが終わってもバイブレーションが継続しているのを感じます。
E.Sさま
はじめは雑念(仕事のこと、くり返し考えてしまう思考など)が色々うかびました。
時間がたつにつれ、ボーっとしてきました。
真ん中あたりのキオクがあまりないのでねてしまっていたように思います。
さいごの水の音やかねの音が心地よかったです。
異空間にいるかんじで、終わったとき、ふしぎなきもちでした。
ありがとうございました。
T.Sさま
耳だけでなく全身で音を聞いている感じがした。
音に合わせて自然に身体が動いたり、ゆれたりした。
自分が知っている世界よりも、もっと大きな広い世界へ出ているような気がした。
その広い世界から自分はやってきたし、自由に何でもできるとわかっている。
でも、自分には無理だ、出来ない、やってはいけないという無意識の思いや限界をつくってしまうクセがあると初めて気がついた。
Y.Aさま(CE-HD)
とにかく変な感じだった。一回、死んで、生き返った感じ。
チューニング?
音が始まって、しばらくゆっくりと寝りに落ちるような深く沈んでいくような感覚になり、「ああ、死んでいくんだな」って思った。あんどに満たされて、死んでいく感じ?
その後は、体が軽くなり、体の感覚がなくなった。青い光がずっと見えた。
スキャン?
ある音が始まると、いきなり別の思考が入ってきた。私じゃないのに私である考みたいな。「私ではないっ」ていう思いと別に、私を支配している別のアイデンティティみたいなものがあって、その思考と私私自身の思考がかっとうして息苦しくなった。
別の音に変わったとき、私自身に戻った。別の思考は存在しなくなって、私だけになり、音に集中して、きくことができた。
カレルエフェクトのパートになって、様々な音や、音楽にならない音楽がきこえる。いろんな音がきこえていた。イーオンの音色。
その後、体中にサイダーの気泡が全身にめぐって、体中が泡のつぶになってジュワーっとはじけていくような感覚。
体中のどくそが泡となって消えていくようだった。
ジュワーっと上昇してはじけながら消えていくかんじ。
体中がその感覚でしびれる。
それが終わると、体が軽くなり、きれいになった。
しばらく無の状態になったかんじ、リターンの時の音楽になって、いきなり息をふきかえした。「あっ、生き返った」と思う。
ふとおなかがすいているのを感じる。
自分が自分に戻って来たと客観的に感じることができた。
H.Oさま(CE-HD)
最初は物質も空間もなにもない、何次元なのかもわからない場所をただよっていて、そこから丸い門のようなゲートのようなものをゆっくりくぐっていき、黒い場所から白い光に包まれたような感覚になりました。
光に包まれている所からゆっくり変化していってからいろんな体験がありました。
CEの体験の時は言葉で表せないような、抽象的なものでしたが滝の音が聞こえはじめてからは、まったく見た事もない、3次元の世界でした。
滝の近くに建っているかっこいい家を外から内から自在に見る事ができたり、ランドスケープの中にある自然の中の建物であったり、本当にたくさんの空間、景色でした。
もしかしたら、spiritではなく、mindが創ったものかもわからないですが、これから僕がこの惑星に残していく建物であったらいいなと思いました。
こんなに素晴らしい体験をしたことがないので、なにかすべてのものに感謝の気持ちになりました。
H.S さま
最初は意識と肉体がバラバラで、うまく音声をとり入れられず、とまどいましました。今の現実がいろいろ浮かび耳にバリアがかかったようでした。
途中から、肉体から抜け出て、宇宙の粒子と統合し始めました。
それはとても時に苦しく、細胞がひとつひとつ溶けて泡のように宇宙と混ざり合った。もはや身体の形はなくなり、どこまでも果てしない奥底に落ちてゆく。と同時に活性化される。
いつしか、宇宙と身体がひとつになり、自分の存在さえわからなくなりました。いく度かの不安と恐れがどんどん押し寄せて逃げ場がなくなったけれど、いつしか、自分を取り巻くようにそれらは少し遠くから守って囲んでくれました。「安全だよ」とでもいうように。
細胞が温かくなったり、冷たくなったり、すさまじい変化を見せました。
途中で全てが暗黙の闇に消されそうになりました。が、いつしか地球を見ている自分がいて、優しく息を注ぎ込まれていた。
最後に優しい可愛い音色の粒たちが細部を整えてくれました。
すっきりしました。
不思議な旅をありがとうございました。
H.Mさま
玉、屋根、流線型のもの、シルエットの光
全て全体がみえにくい断片的モヤーと
あむさま
(最近SFのドラマを見ているのでそのせいだと思うのですが)
最初、無機質な部屋の中で座っているイスが宙づり、廻りにもガラスの糸が張りめぐらされている中に居ました。
体全体がビリビリとしてスキャンされて強制的にあるレベルにチューニングされた様な感覚がずっと続いていました。
途中何度か、寝落ちしたのですね。その時でも音が鳴りひびいていて、意識のカーテンが3枚くらいある感じで一番奥の中心で音が鳴っていて、その手前で意識が落ちたり、短期記憶が浮かんできたり、思考が現れて遊んだり…と目まぐるしい感じでした。
途中ずっと雨音のサウンドが聞こえ出した時から、雨音が終わるまでは、あまり良い感覚が無く…(最初に雨音ではなく鳥の羽音でホラー映画を思い出し嫌悪感を持ってしまったせいです。)
ビリビリも無くなり、胃のあたりに違和感もありました…
雨音が終わる時には津波の映像も見えて…あっ私は苦手なんだっと知りました。
最後は又、導入の時と同じ様に体中のビリビリ感と心地良い緊張間で感情レベルも落ち着いた様です。
▼ SITE LINKS
▼ BLOG LINKS